ビーントゥバーの素晴らしさに触れてください!

Column

カカオ豆の産地訪問やビーントゥーバーの事など語っていきます。

カカオは、アオギリ科に属する常緑樹です。
学名の Theobroma(テオブロマ) はギリシャ語で「神様 (theos)の食べ物 (broma)」という意味。おぉ〜 ^^

カカオの樹は高さ約6~10m。
小さな小さな白い花を幹・枝の区別なく咲かせ、これを幹生花(かんせいか)と言います。なので、カカオの実は幹に直接実がなる幹生果なのです。


カカオの蕾はこんなにちーっちゃいんです。
シャーペンの先っちょと変わらなくくらいにちっちゃい。


花もやっぱりちっちゃい。
下向きに咲いています。なんて可憐な。


年がら年中花を咲かせ、その数千とも言われてますが、結実率は1%未満とか。この小さな花の受粉は虫によってのみ行われる虫媒花で、小さな花だからその虫も小さな虫だけになります。
ほら、結実してあかちゃんの実が膨らんできました。パチパチ ^^


そしてラグビーボールくらいにおっきくなるのです。あのちっちゃな花から、不思議です〜。
ほら、あっちにぷらぷら。こっちにぷらぷら ^^

ちなみにカカオの実のことをカカオポットといいます。
実は1本の木でも違う品種のカカオができたりするんです。


カカオポットの鈴なり〜。
もう少し熟すと、黄色や赤い色をつけます。緑もありますが。

以上、メキシコ チアパス州ソコヌスコのカカオ農園より〜 ^^




ローストしたカカオ豆は、写真左下から、胚乳(ニブ)、胚芽(ジャーム)、皮(ハスク)からなります。
胚芽(ジャーム)は硬くて雑味のもとになるので、丁寧に取り除きます。
ちなみに私たちの間では、胚芽のことをエリンギちゃんと呼んでます ^^ 干からびたエリンギの形に見えるでしょ。


1つのカカオ豆に、1つの胚芽(ジャーム)があります。
てっぺんのとこ、ちっちゃい穴が空いてるとこ、ここにあります。


バットに広げて、目で確認しながら、ピンセットを使って皮のかけらや胚芽、よくないニブを取り除いていますが、なかなか根気のいる作業です。
それでもエリンギちゃん、見〜つけたっ♡って思わず並べたりなんかしてるんです。
美味しいチョコレートにな〜れ、と思う気持ちが、なんでも楽しい作業にしてくれます ^^


2020.2.1号のサンデー北九州に掲載していただきました。

先日チョレート検定チョコレートエキスパートのライターさんが、取材にこられました。
チョコを試食いただきながら、それはそれは話が盛り上がりました ^^


ばっちり包装紙も強調していただいてうれしいです ^^

福岡版にも掲載していただいているとか。
ありがとうございました。