カカオの実は幹に直接実がなる幹生果
カカオは、アオギリ科に属する常緑樹です。
学名の Theobroma(テオブロマ) はギリシャ語で「神様 (theos)の食べ物 (broma)」という意味。おぉ〜 ^^
カカオの樹は高さ約6~10m。
小さな小さな白い花を幹・枝の区別なく咲かせ、これを幹生花(かんせいか)と言います。なので、カカオの実は幹に直接実がなる幹生果なのです。
カカオの蕾はこんなにちーっちゃいんです。
シャーペンの先っちょと変わらなくくらいにちっちゃい。
花もやっぱりちっちゃい。
下向きに咲いています。なんて可憐な。
年がら年中花を咲かせ、その数千とも言われてますが、結実率は1%未満とか。この小さな花の受粉は虫によってのみ行われる虫媒花で、小さな花だからその虫も小さな虫だけになります。
ほら、結実してあかちゃんの実が膨らんできました。パチパチ ^^
そしてラグビーボールくらいにおっきくなるのです。あのちっちゃな花から、不思議です〜。
ほら、あっちにぷらぷら。こっちにぷらぷら ^^
ちなみにカカオの実のことをカカオポットといいます。
実は1本の木でも違う品種のカカオができたりするんです。
カカオポットの鈴なり〜。
もう少し熟すと、黄色や赤い色をつけます。緑もありますが。
以上、メキシコ チアパス州ソコヌスコのカカオ農園より〜 ^^