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一見アマンドショコラ(アーモンドチョコレート)と思いきや、
ちっちっちっ、、、

そのまんまウガンダのカカオが味わえる商品が出来上がりました.
「CACAO BALL カカオボール」そのまんまの名前ですが ^^;

ウガンダ産カカオ70%のチョコレートで、同じくウガンダ産生カカオニブを丸のまま包みました。
全てFarm of Africaから届いたカカオです。



アフリカの真珠と称されるほど緑豊かなウガンダ。
その地で栽培される魅力的な農作物たちを、ウガンダの人たちの丁寧な加工によって心に残るような商品を作り出し世界中へ届けたいという想いから、2016年に日本人による初のカカオとバニラの生産を担うFarm of Africaが誕生しました。



昨年Farm of Africaの浅井さまがお子さんと一緒に当店にお越しくださりました。
その時に、ウガンダでのいろいろな取り組みのお話を伺うことができました。



カカオ豆は温度やpH、糖度などの変化を細かチェックしながら発酵され、半日陰で乾燥が行われます。

その後割れたものや小さなものなどしっかり選別され、常に高品質のカカオ豆に仕上がっています。

通常チョコレートにするには、工房に到着したカカオ豆をローストし、砕いて皮を風選してカカオニブを取り出します。



今回カカオボールで使用しているのは、RAWカカオ豆。
RAWとは生という意味。つまり非加熱のカカオ豆です。

特徴としては、
・加熱により奪われてしまう様々な栄養素がそのまま残っていること
・ローストしたカカオ豆より柔らかく食べやすいということ
・皮の表面は菌が多いのですが、中身は無菌状態であること

皮の菌に触れないように、1粒1粒、Farm of Africaの熟練スタッフさんたちが細心の注意を払い丁寧にナイフで剥いています。
カカオそのままの丸い形で仕上げれる、貴重な製品です。



ご試食いただいたお客様からは
・苦くなくて、チョコレートも甘さが抑えられて、私好み。
・体にいいのがわかります。
・甘いものを控えていたけど、これは罪悪感なく食べられる。
・大人の味。
・硬いのかと思ったら、そうでもないですね。
・おつまみに最高。
・チョコロンブスのチョコレートの中で一番好き。

このような感想をいただいております。


皮を剥かれたホール状のカカオニブ


仕上げにココアパウダーも、光沢剤なども使っていません。
だからちょっぴり不恰好ですが。

そのまんまウガンダ産カカオですので、
召し上がりながら風光明媚なウガンダをイメージしていただけるとうれしいです。

パッケージの写真はFarm of Africaさまからご提供いただきました。
オンラインショップからもご購入いただけます。(←クリック)

ぜひご利用くださいませ。


カカオニブって何ですか?


チョコレートの話をしているときに、相手の方から聞かれるんです。
「カカオニブって何ですか?」
って。

簡単に言うと、チョコレートの原料のカカオ豆をローストして、皮をむいて、小さく砕いたものです。
この写真を見てください。皮がつるんっとむけたら、そのままカカオ豆の形のニブが登場します ^^



ニブ(胚乳)の中に、小さな硬いジャームと呼ばれる胚芽があるので、これを取り出すのにニブを砕いて取り出します。
こちらの説明にジャームの写真があります。

←チョコロンブスで販売しているカカオニブは、さらに細かく砕いて食べやすいサイズになっています。


チョコレートのもと(原料)、それがカカオニブ



このカカオニブを擦り潰してきび糖と合わせたものが、チョコレートになるわけです。

ちなみにチョコロンブスでは、ふるいを使ってニブを3つの大きさに分けています。
一番大きなニブは、チョコレート用。次の工程で、業務用のフードプロセッサーに投入して、ペースト状にします。

一番細かいニブには、ふるいにかけた時に一緒に落ちる薄皮が含まれます。上の写真のカカオニブの表面についている白っぽいのがそう。さらに小さなジャームも一緒に落ちます。ですので、これはカカオポリフェノールたっぷりのカカオティーになります。ふんわりとチョコレートが香る、カカオ風味のお茶なんです。(かなりおすすめ)

中くらいのカカオニブは、そのまま食べる用です。チョコロンブスで販売しているカカオニブも、このサイズになります。
さらにトッピング用としても使っています。板チョコレートやミニチョコレート、コイン型チョコの裏面にパラパラと振りかけて(敷きつめてかな ^^)チョコレートと一緒にニブの食感とダイレクトにカカオを感じていただいてます。

お客さまが直接召し上がるものですので、何度も手作業でピンセット片手に、根気強く!根気強く!根気強く!根気強く!細かい皮や胚芽を取り除いています。




チョコロンブスのカカオニブ商品はこちらでお求めいただけます


焙炒したカカオ豆を細かく砕き、皮や幼芯などを取り除いた胚芽部分です。栄養が豊富です。
カカオニブ 小 60g
カカオニブ 中 150g


カカオニブにクラフトチョコレートをコーティング
カカオニブチョコ


タンザニア産カカオの板チョコレートの裏面にニブを敷き詰めました
タンザニア ニブチョコレート


板チョコレートの小さいサイズです
ミニチョコ タンザニア ニブチョコレート



カカオニブは、何度かふるいにかけておおよそサイズを揃えたのち、ピンセットでカカオニブ以外の不純物を丁寧に丁寧に取り除いています。そのためかなりの時間を要しますので、カカオニブを使った商品は一度に少量しかご用意することができません。
何卒ご了承くださいませ。



たくらみ放送局THKにて「試食 × オンライントークショー」の新しい試みを行いました。

「クラフトチョコで循環社会を創造する」と題して、皆さんと自宅のカフェタイムを楽しみながら
私がなぜクラフトチョコレートを始めたか、そしてメキシコ、ガーナという背景の異なる産地を訪問することで見て、感じて、体験したことをお話させていただきました。

イベントは13名の方にご参加いただき、事前に試食用のチョコレートや、クイズの答えを書いていただくホワイトボードを送付。
双方向のやりとりを行いながら、楽しく進行させていただきました。

私自信、クラフトチョコレート事業をしなければ知り得なかったこと、そして循環社会を創るきっかけになることなど、お伝えできたかなと思っています。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。


カカオは、アオギリ科に属する常緑樹です。
学名の Theobroma(テオブロマ) はギリシャ語で「神様 (theos)の食べ物 (broma)」という意味。おぉ〜 ^^

カカオの樹は高さ約6~10m。
小さな小さな白い花を幹・枝の区別なく咲かせ、これを幹生花(かんせいか)と言います。なので、カカオの実は幹に直接実がなる幹生果なのです。


カカオの蕾はこんなにちーっちゃいんです。
シャーペンの先っちょと変わらなくくらいにちっちゃい。


花もやっぱりちっちゃい。
下向きに咲いています。なんて可憐な。


年がら年中花を咲かせ、その数千とも言われてますが、結実率は1%未満とか。この小さな花の受粉は虫によってのみ行われる虫媒花で、小さな花だからその虫も小さな虫だけになります。
ほら、結実してあかちゃんの実が膨らんできました。パチパチ ^^


そしてラグビーボールくらいにおっきくなるのです。あのちっちゃな花から、不思議です〜。
ほら、あっちにぷらぷら。こっちにぷらぷら ^^

ちなみにカカオの実のことをカカオポットといいます。
実は1本の木でも違う品種のカカオができたりするんです。


カカオポットの鈴なり〜。
もう少し熟すと、黄色や赤い色をつけます。緑もありますが。

以上、メキシコ チアパス州ソコヌスコのカカオ農園より〜 ^^