ビーントゥバーの素晴らしさに触れてください!

カカオの産地訪問記


ウガンダでの朝を迎えました ^^
目覚めもよく、体調もばっちり。問題なし!
身支度を整えて、朝食会場へ。これが離れのカフェテリアといった趣の場所。

前日に朝ごはんの希望をメニュー表から選んで伝えていました。私は普段朝食は取らずにラテだけなのですが、せっかくなのでパンケーキをお願いしていました。
食べ放題?のバナナが置いてあり、ジュースじゃなくてカットフルーツ、そしてコーヒー。

ウガンダはバニラの産地でもあるからか、パンケーキにもバニラのいい風味がしてました。


階段を降りていきます


おっしゃれ〜


ちなみに、ローカルフードで有名なのが「ロレックス」。
なぜロレックスというのか、もちろん時計じゃないよ、食べ物だよ、なのですが
やっと最終日に教えてもらえました ^^


ウガンダ名物?ロレックス

ほんとにこのゲストハウスは大邸宅で、玄関やロビーもこんな贅沢な作りです。




食事が終わったら、部屋に戻って荷物のパッキング。
今日は午前中は近くのFarm of Africaさんのオフィス兼工房の見学です。それが終わったら、車で3時間の移動です。


穴ぼこちゃん、これはぜんぜんきれいな方

幹線道路から脇道に入ると、アスファルトの舗装ではなく、赤土を固めた感じ。
やはり雨が降ったりすると、弱いとこの土が流れて、穴ぼこができてしまうのです。道路改修の予算がついても、半分は横領に消えてしまい、根本的な修繕がなされないのだそう。

車でぐわんぐわんとなりながら、Farm of Africaさんのオフィス兼工房、そして浅井さん岡野さんご夫婦のご自宅に到着。




会社とご自宅を兼ねているのですが、まぁおっきいこと ^^
門構えもしっかりしています。グリーンの鉄の扉に鉄線。そして番犬。夜のセキュリティの人も雇われてます。
ちなみに、この地区の道路に入るところにセキュリティチェックがありました。大家さんや地域の人が雇っているのだとか。そこを通るときには(顔馴染みなので)「Gyebale、Gyebale」(こんにちは〜)って窓を開けて挨拶されてました。
そうして、少しでも安全なまちづくりが行われているのですね。


庭もひろびろ

Farm of Africaの浅井さん、岡野さんご夫妻には、ウガンダ生まれのお二人のお子さんがいらっしゃいます。
この庭で遊んでいらっしゃるんでしょうね ^^


テラスに作られた席に、一同集合。
コーヒーをいただきながら、改めて自己紹介と今回のウガンダツアーへなぜ参加したのかをスピーチしました。

そして、今回の主催者であるFarm of Africaの岡野さん(奥さま)と浅井さん(ご主人さま)のストーリーを伺いました。

長くなるので、ページ改めます ^^


ウガンダ訪問記 まとめ(それぞれのページにリンクしています)


1、“赤道の国”ウガンダに向かって、いざ出発!

2、ウガンダ・エンテベ国際空港、そして首都カンパラへ

3、ウガンダの朝がやってきた!旅の始まりを感じて

4、なぜウガンダで?Farm of Africaさんの挑戦と願い

5、希少な生カカオ豆、その舞台裏へ──感謝を込めて加工所を見学

6、ナイル川のほとりへ──カンパラから湖畔ロッジへの移動

7、笑顔と歌に迎えられて──農園での歓迎とカカオの収穫体験

8、発酵という現場で感じた、チョコづくりの奥深さ

9、カカオの乾燥工程を見届けて──忘れられない歌のプレゼント

10、発酵で変わるチョコレートのフレーバーとカカオ契約農家さん訪問

11、ウガンダの暮らしを感じながら、農園から首都カンパラへ

12、にぎやかなマルシェからカフェまで──カンパラで見つけた暮らしの彩り

13、ウガンダに別れを告げて──帰国の空へ、夜明けの光とともに



ウガンダのエンテベ国際空港に到着。巨大ゴリラさんが迎えてくれました ^^;
私は座席が前だったぶん、イミグレも並ぶことなくスムーズに通過しました。
空港出口で、今回の参加者13人とFarm of Africaの浅井さん(ご主人)と合流。

ウガンダには、野生のマウンテンゴリラが生息するブウィンディ原生国立公園やムガヒンガ国立公園があります。世界中のマウンテンゴリラの約半数が生息するのがブウィンディ原生国立公園なんだそう。
なので、ウガンダといえば「ゴリラ」なんですね。


ウガンダは赤道直下


ウガンダってどんな国


どうもいろいろサイトで見た情報は、間違っているものも多くて、けっこう残念な思いもしました。
外務省が公表している情報としては

1、面積:やや本州と同じ
2、人口:4,590万人(2024年、ウガンダ国勢調査←はたして ^^;;;)
3、首都:カンパラ
4、民族:バガンダ族、ランゴ族、アチョリ族等 やはり他民族あるあるで、民族間の紛争や同族の贔屓とかがあるそうです
5、言語:英語、スワヒリ語、ルガンダ語 ← 実際はルガンダ語(ガンダ語)がメイン、英語は農村の一部の人まで、スワヒリ語は話す人あまりいないそうです
6、主要貿易品目(2022年、世銀)
 (1)輸出 コーヒー、サトウキビ・甜菜糖、石油、セメント、カカオ豆等
 (2)輸入 石油、ヤシ油、医薬品、小麦等

地図を見てもわかるとおり、赤道直下で、海なし国 ^^;
南スーダン、ケニア、タンザニア、ルワンダ、コンゴに囲まれています。
そして、右下(東南)の湖が、かのヴィクトリア湖なのです。

空港から、首都カンパラへ。本日の宿のゲストハウスに向かいます。


広々とした道路


右手に見えるはヴィクトリア湖


車は日本の中古車ばかり!9割くらいな印象


ウガンダの夕日


アパレルショップがいっぱい


ちょっと車間あると、バイク入ってくるくる!


美容院よく見ます


青空ビリヤード。けっこうビリヤードするんだとか


途中、大渋滞で完全ストップしながらも、ようやく宿に到着!

とにかくバイクが多いこと。バイクタクシー、ボダボダが市民の足のようです。そして交通ルールは「だいたい左側を走る」。もうわちゃわちゃです。
朝夕の渋滞はひどいんだとか。まさにそれを体験 ^^;

マラリアで亡くなるよりも、交通事故で亡くなる人の方が多いのだそうです。納得です。


以前外国人が住んでいたお屋敷がゲストハウスになってます


101号の部屋は、めちゃ広。そしてプリティ ^^


bathroomです。清潔感ばっちり


シャワールームのお湯は、最高温度にしてもちとぬるい。。。


ウガンダ1日目は、チェックインしたあと、みんな集合して夜ご飯。

参加者13名は、クラフトチョコレートの作り手、小売店、商社、パティシエの方々。
今回は夕方到着して、宿に移動したら、その日はそのまま休めるというのはありがたいです。やはりお年頃なんで、若干体力のなさが心配なんでね。

そうそう、外国あるあるですが、宿にはアメニティが置いてありましたが、通常は石鹸のみ。シャンプー、ボディソープあったらおぉ〜。コンディショナーは滅多にないですよね。もちろん歯ブラシも。
私は普段使っているものと、そしてドライヤー(海外対応)を持参。

ウガンダは、お手洗いのことをToiletと表記してありました。
アメリカとかではToiletは便器そのものを意味しますよね。
公共の場所ではrestroom。家庭とかではbathroom。国によっていろいろですね。


ウガンダ訪問記 まとめ(それぞれのページにリンクしています)


1、“赤道の国”ウガンダに向かって、いざ出発!

2、ウガンダ・エンテベ国際空港、そして首都カンパラへ

3、ウガンダの朝がやってきた!旅の始まりを感じて

4、なぜウガンダで?Farm of Africaさんの挑戦と願い

5、希少な生カカオ豆、その舞台裏へ──感謝を込めて加工所を見学

6、ナイル川のほとりへ──カンパラから湖畔ロッジへの移動

7、笑顔と歌に迎えられて──農園での歓迎とカカオの収穫体験

8、発酵という現場で感じた、チョコづくりの奥深さ

9、カカオの乾燥工程を見届けて──忘れられない歌のプレゼント

10、発酵で変わるチョコレートのフレーバーとカカオ契約農家さん訪問

11、ウガンダの暮らしを感じながら、農園から首都カンパラへ

12、にぎやかなマルシェからカフェまで──カンパラで見つけた暮らしの彩り

13、ウガンダに別れを告げて──帰国の空へ、夜明けの光とともに



2025年に入ってすぐに、一通のメールが届きました。
カカオ豆を使わせていただいてるFarm of Africaさんから、農園や加工所の見学に来ませんか〜の農園ツアーのお誘いです。
2025年5月19日〜23日、ウガンダの空港に集合解散の5日間のツアーです。

ウガンダのFarm of Africaさんは、日本人のご夫婦が経営されていて、カカオとバニラを主に生産されています。
3年前、前のチョコロンブスの店舗に、一時帰国されたご主人がお子さまと一緒に来てくださいました。
チョコロンブスでも、貴重な生のカカオ豆から作ったカカオボールや、ダークチョコは人気商品です。

実は昨年タンザニアの取引先、Kokoa Kamili(ココアカミリ)さんへ訪問予定でしたが、直前に事情があってキャンセル。
次はいつアフリカに行けるかわからないし、今後のチョコロンブスとしてのあり方を考えた時に、やはり現地取引先訪問は必要不可欠。
それでも締め切り直前まで考え、その上で参加を決めたのでした。

今回は、たくらみ屋の株式会社解散記念トーク会が岩手県一関で開催されるのにあわせて、16日から岩手に入り、そこから成田への移動となりました。



ウガンダに渡航するにはパスポートとビザと、イエローカード(黄熱病の予防接種済証)が必要です。
ビザはオンラインで申請し、2日後くらいにはメールで送られてきました。
イエローカードは2019年にガーナに渡航した際に予防接種をうけて発行してもらっています。これは生涯使えるものなのでこれを持っていきます。

旅行会社のツアーではないので、現地集合となるため航空券は自分で手配します。
航空会社はいろいろ悩んだけど、乗り継ぎも同じにすることでリスクを極力少なくする作戦で、カタール航空。お初です ^^

成田を22時半に出発してドーハに早朝4時着。まずは約12時間のフライト。
そして10時にドーハを出発して、ウガンダのエンテベ国際空港  現地時間の15時すぎ着。約6時間のフライト。丸1日かけての移動です。

エンテベ国際空港で、今回の参加者とFarm of Africaさんと合流です。



さて搭乗しました。
エコノミーの一番前の席、つまり足元広めの席をゲット。

ただデメリットとして、前の座席下がないので、自分の荷物を置けないのです。上の物入れに入れないといけません。
まぁ、想定内ですが、、、2日前までかなり空席があったので(隣も空いてた)、余裕こいていたら、結局満席。

団体客は当日チェックインの際に空いてるとこに入るんだとか。お隣さんもそのお隣さんも団体ツアーの方で、そんなお話もしたり。


夜ご飯 チキンぷり〜ず


朝ご飯 ポテト、オムレツ、ウィンナーぷり〜ず


機内食はこんな感じ。
出発前に少し食べていたので、サラダだけいただきました。シャキシャキ蓮根サラダで美味しかったです。

途中激寒に耐えられなくなり、荷物入れのカバンから薄手のダウンを出して着ました。機内の寒さ対策は万全です。

この日のために、映画「スター・トレック: セクション31」を見るのを我慢してダウンロードしていたので、いよいよ試聴!

しかし、今までのシリーズからしても「うーん」といった感じ。どうりで評価もいまいちだったわけだ。でもまだ「スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド」もシーズン2つ分ダウンロードしてるんでね。

機内は無料Wi-Fiサービスがあり、オンラインでも(ちょっとブチブチはするけど)大丈夫でした。すばらしい ^^
でもアマプラはOKだったけど、パラマウントプラスは試聴できませんって。おいっ。


ハマド国際空港 ランプ・ベア

カタールのドーハ、ハマド国際空港に到着したのは、午前4時。まだ人も少なめです。
しかし24時間営業のショップやラウンジで、旅行客のおもてなしはばっちり。さすが世界一の空港になっただけのことはあります。

中央にどかんと鎮座するのが、黄色いクマちゃん「ランプ・ベア(Lamp Bear)」。熊がランプかぶってる!?
このアートは2005年にスイス人ウルス・フィッシャーさんが作り、その後、カタール王室の方がオークションで680万ドルで落札したそうです。約7億円!
さすが中東でございます。

サイズも高さ約7メートル、重量は約15.8トンですって。そりゃシンボルになりますわな。


とてもわかりやすいレイアウトになってるハマド国際空港


事前に空港のフロアマップをスマホにダウンロードしておきました。これ正解。
ほんと広いんでね。

中央の黄色いクマからみて、どの方向にというのもわかりやすい。これなら初めてでも不安にならなくてすみます。
誰にでもやさしいというのは、学ぶところです。
ラウンジも、スタバの位置もチェック済み。



ハマド国際空港で約6時間のトランジットの後、再びカタール航空にて。
目指すはウガンダのエンテベ国際空港。約6時間のフライトです。

なにやら大きな水溜まり?それが湖、すなわちヴィクトリア湖だとわかった頃に、着陸態勢に入りました。


ウガンダ訪問記 まとめ(それぞれのページにリンクしています)


1、“赤道の国”ウガンダに向かって、いざ出発!

2、ウガンダ・エンテベ国際空港、そして首都カンパラへ

3、ウガンダの朝がやってきた!旅の始まりを感じて

4、なぜウガンダで?Farm of Africaさんの挑戦と願い

5、希少な生カカオ豆、その舞台裏へ──感謝を込めて加工所を見学

6、ナイル川のほとりへ──カンパラから湖畔ロッジへの移動

7、笑顔と歌に迎えられて──農園での歓迎とカカオの収穫体験

8、発酵という現場で感じた、チョコづくりの奥深さ

9、カカオの乾燥工程を見届けて──忘れられない歌のプレゼント

10、発酵で変わるチョコレートのフレーバーとカカオ契約農家さん訪問

11、ウガンダの暮らしを感じながら、農園から首都カンパラへ

12、にぎやかなマルシェからカフェまで──カンパラで見つけた暮らしの彩り

13、ウガンダに別れを告げて──帰国の空へ、夜明けの光とともに



NHKの世界で“素敵”を探す旅「世界はほしいモノにあふれてる」〜人生をハッピーに!情熱アフリカンファッション〜が昨夜放送されました。予告編からワクワク楽しみにしていました。
放送開始に遅れないよう仕事を片付け、急いで帰ってテレビの前に。(といっても夜10時半からなんだけど ^^;)

番組Twitterもこんな風に紹介しています。
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色鮮やかで、個性的で、ポップなアフリカンプリント。思わず笑顔になってしまいそう。ハッピーファブリックとも称されます。

自由で楽しいアフリカンプリントの世界。中には伝統的な柄もあり、そこにはふか~い意味が込められているんだそう。

今夜のせかほしの旅の舞台のひとつ、アフリカ・セネガルの世界遺産 サン=ルイ島。実はここ、“着倒れ文化”が息づく島。
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とーっても楽しく番組を見ました ^^

私もガーナで、ハッピーファブリックを買って帰りました。現在、チョコロンブスのお店の陳列テーブルを覆っています。
ガーナ第二の都市クマシのお店に連れていってもらい、どれにしようか、限られた時間悩んで悩んで決めたのがこちら↓



現地にいるときは頭がいっぱいだったので、ハッピーファブリックに注目して見るのもきっとより楽しめたんだろうなって、今更ながら思います ^^

そこで写真を見返して、ハッピーファブリックを集めて見ました。


まずは、カカオ農園の村に行ったとき。村の首長さんたちにご挨拶。3名の首長さんが身にまとわれているのは、長方形のハッピーファブリック。それをこうしてああしてアシンメトリーに体に巻くのだそうです。


村の小学校での歓迎会の様子。女性、カラフル〜。



カカオ農園での児童労働撲滅のためにがんばっていらっしゃる団体の女性のみなさま。
左の女性のなんて、何種類もの布をはぎ合わせて使ってるんですよ。


車窓から見た人々 ^^





国の管理しているカカオ豆の倉庫に向かっているところ。
右の女性、取引先のガーナの現地担当者さんなんですが、グリーンのワンピースがとっても素敵。こんなわりとシンプルな形は、縫製代800円くらいって言われてました。


道路沿いでもこんな風に販売されてます。
どんだけカラフルなのか、見てるだけでワクワクしてきます。だからハッピーファブリック!^^
番組内で紹介されてたつばめの柄もありますね。
近頃はマスクを同じ生地で作ってコーディネートされてるようです。これがいいんです。



大好きな番組が、レギュラー放送を終了というのはとても残念なんだけど、最後にハッピーファブリックのアフリカンファッションがあって良かった。
なんか元気もらえました。
1つでも買って帰って良かった ^^

今は毎日カカオまみれになるから、おしゃれなんてできなくなってるし、出張も1年ないし。。。
でもそんな中でもエプロンやロンT、そして靴下なんかにちょっとこだわって。

そして、落ち着いたらおしゃれしてあちこち出張行こうっと ^^(体型変わってないか、若干不安だ。。。)




前夜、ホテルのダブルブッキングで別のホテルにチェックインするトラブルがあり、予定されてた食事会がなくなってしまったのはちょっぴり残念 ^^;

逆にランクアップされたホテルがガーナ最後の夜になりました。
調度品からして、アフリカとその歴史を感じます。

お部屋もいい雰囲気でした。バスルームも問題なし。最初の大きなホテルも私はラッキー。他の方は、wifiがダメ、お湯しかでない、水しかでない。。。







まさかのバルーン!


美しい曲線が特徴の椅子は、もしかしてアシャンティ王国のでしょうか


ガーナはカカオを主要な産業と位置づけているので、カカオ豆は全て国が管理しています。カカオ庁(Ghana Cocoa Board)があるんです。このカカオ庁が農家からの買い付けと国内外への販売権を所有しており、政府の認証を受けた企業でなければ直接輸入することはできません。

弊社の取引先で、今回のツアーを主催してくださった立花商店さんは、ガーナ政府と友好関係を築き、特定地域のカカオの輸入が可能になっています。今回訪問した生産者を含むCHILD LABOR FREE(チャイルドレイバーフリー、児童労働のない)でトレーサビリティの取れたカカオというわけです。

いざ、ニューエドゥビアス地区を管理している建物に入ります。




親日家のマネージャーみたい ^^


マネージャーのお話を聞かせていただいたら、向いにある巨大倉庫見学です。まるで映画で見るような世界。
ドーム型の倉庫の向こうは海、ギニア湾。港からそのまま海外へと輸出されます。






話を伺って驚いたのが、入荷してきたカカオ豆を抜き打ちで取り出すのかと思っていたら、なんと全ての麻袋にステンレスの筒を差し込んでカカオ豆を取り出します。その中から必要量を取り検査にかけるんです。
なのでほんとに平均値がわかるのです。




次はQCC(Quality Control Company)で検査の様子を見せてもらいました。
1、よく発酵しているか
2、十分に乾燥しているか水分量チェック
3、煙やその他の異臭がないか
4、粗悪品ではないか
5、虫、割れた豆、破片、異物(カカオ以外のもの)をがないか
6、サイズが均一か

とにかく細かいことまで検査され、等級が決められます。






1粒1粒カットして並べてます


不合格ノート。。。


さらに研究所でも絶えず研究が行われています。
こうして安心安全なカカオ豆が送られてくるのです。





再び、ガーナ第二の都市であるクマシの街にきました。都会です!ここに西アフリカ最大のマーケット(市場)があります。
街中は、車と行き交う人でいっぱい。


体幹きっといいはず


店準備中。日本語?のジャージ??


見つけました!チョコ屋さん。
ガーナでは、もちろん海外のチョコレートは入ってきていますが、国内ブランドはほとんどないそうです。ビーントゥーバーチョコレートを1ブランド見つけたくらい。
もちろんドリンクとして飲む週間もありません。



カカオの生産国世界2位でありながら、換金作物として生産しているから、食文化にはなっていないんです。これが原産国の中南米と大きく異なることです。
こうして外の日が当たるとこで販売というのも、かなりチョコはリスキーですしね。
日本人も夏場のチョコレート需要はかなり少ないように、暑いとこってりしたものはあまり好んで食べません。




だんだんと市場に近づいてきました。ここからここまで、という境界はあまりなさそう。
歩道の上から見ると、うぉ〜、これが西アフリカ最大のマーケットなのね!はぐれないようについていかなければ。




とにかくお店がひしめき合っているので、現地の方についていくのが精一杯。
それでもお店のおばちゃんたち、「これどう?」←おそらくこう言ってる と声をかけてくれます。フレンドリーな感じです。
その時は無視しないで、「また来年ね」とか「次来たときね」←英語が精一杯 と返しておくのがいいそうです。










ほら、写真とってけ、と ^^;


この中から大きいのだしてくれた


美容院も


布やさんも



パンはずっしりした食パンがお好み


私はこのコーラナッツを買って帰りました。そう、コカコーラのコーラナッツ(コカはコカイン)。カカオと同じ「アオギリ科」に属する植物なので、コーラとカカオは親戚みたいなものですね。
カフェインやテオブロミンが豊富で、眠気覚ましとかにかじったりしてるそうです。

帰ってからクラフトコーラ作ってお友達にふるまいました ^^



銅像〜。
なんでも現アシャンティ国王のオトゥムフォ・オセイ・トゥトゥ2世陛下とのこと。

以下wikipediaよりーーー
アシャンティ王国は、1670年から1902年まで、現在のガーナ内陸部にあった王国。首都はクマシ。奴隷貿易により繁栄するが、イギリスとの四次に渡るアングロ・アシャンティ戦争の結果、イギリスに併合された。その後、植民地政府の許可の下、アシャンティ王がクマシに帰還し、アシャンティ王国はガーナ独立後の現在も、ガーナ共和国政府が認める正式な立憲君主制王国としてガーナ共和国内に存在している。

いやいやいやいや、ガーナの中に実は王国があるんです。びっくりっぽん。




クマシからさらに移動して、テマにある大規模なカカオマス工場にやってきました。
ここは撮影NGで。

いやいや、とにかくものすごいスケールです。まさに大規模工場、どんだけ〜。工場内はチョコのいい香り。
やってることは、チョコロンブスの工房で行っていることと同じなのですが。

ローストからスタートして、粉砕され、すり潰され、最後のところでは液体のカカオリカーが段ボールに流しこまれて、クーリングトンネルで冷やされて固まって出てきます。この工場はカカオマス工場なので、仕掛品を作られてます。
ここが世界のカカオの供給元になってると思うと、とても貴重なラインを見ることができました。

カカオバターの搾油機も巨大。何トンの圧をかけているんでしょう。カカオバターを絞った後のものはカカオケーキ(ココアケーキ)と呼ばれていますが、なるほどほんとにスポンジケーキみたいになってるです ^^ ちなみにこのカカオケーキを粉砕したものがココア、なんですね〜。

これらがヨーロッパや日本に送られ、原料メーカーや大手製菓メーカーなどで使われてるとのこと。




ガーナの夕陽


この地区は、住居とカカオ農園、そしてすぐ横に学校もあります。

印象はとにかくきれい。ゴミとか落ちていません。実は少し心配していた匂いもまったく感じませんでした。






そして学校に案内されました。
なんと歓迎会をしてくださるとのこと。

ここからは自分たちが撮影するのはNG。アテンドしていただいたNPOの方は、顔馴染みなのでその方が記録用に撮ってくださいました。


教室にい〜っぱいの皆さま


英語から現地語へ訳されてます


まさかの1人ずつスピーチ


リズムよく拍手、拍手をしてくださいました。

そして次にこの地区の首長さんに、ごあいさつ。


日本から、ガーナのカカオ豆を使ってチョコレートを作っている小さいメーカーですと紹介がありました。

そして、感謝の意を伝えると、思いがけない言葉をいただきました。

「あななたちのおかげで、ここの子供たちは100%学校に行っています。
そして私たちの生活も良くなりました」

なんということでしょう。

それまで「国際貢献」というのはそういう役割の方にお願いして、自分は自分の仕事を精一杯やることと思っていたのですが、
そうか、こうしてこちらのフェアトレードのカカオ豆を使い続けることで、好循環が起こせているんだ、ということを実感しました。






そして、この事実を伝えたい。自分で見て体験した事実を伝えたいと思いました。

なんとご飯、ご馳走になりました ^^




お腹いっぱいになって、この村を後にしました。



クマシから車で約3時間半くらいで到着したのが、アシャンティ州のタノ地区。
子供の権利保護のために活動するローカルNGO(CRADA)の皆さんとも合流しました。




村に入ると、早速たくさんのカカオ豆の乾燥台が並んでいました。

そして、何やらワイワイいいながら(笑)、こんなふうにかき混ぜるんだとやって見せてくださいました。


発酵を終えて乾燥始め。まだパルプが残ってしっとりしています。


乾燥を始めて数日経つと、ベトベト感なくさらさらに。


さらに農園の中に入っていきます!
カカオ農園はメキシコのソコヌスコに続いて、2度目。ドキドキ。
シェードツリーのおかげで。いい感じの日陰ができてます。



さっそく実り多きカカオがお出迎えしてくれました ^^





農園を案内してくれながら、時折カカオをとり、パカっと割って中を見せて食べさせてくださいました。
う〜ん、甘酸っぱくてジュ〜スィ〜 ^^



ほら、こんなに立派に育ってるのよ、って自慢げに見せてくれます。

ちなみにぷっくりしたラグビーボール形が特徴のこのカカオは「フォラステロ種」。
生産量は世界のカカオ全体の約80%になります。



そしたら、「発酵のやり方を見せてやるよ」って始まりました。


ナタでカカオポットを割って


中のパルプがついたままのカカオ豆を取り出します


だいぶ溜まってきたら山がたに整えて


バナナの皮でしっかりと覆います


最後はバナナの葉をカカオや木の棒で抑えてできあがり。
これはアフリカで行われているヒープ法という発酵法。もちろん実際はもっと大量にやります。

こうして、実際にみせてくださるのがとってもうれしいです。


そして次は、「よっし、人工受粉をみせてあげるよ」と。
私のイメージでは、昔耳掻きの反対についていたふわっふわのタンポがでてくるのかな、それともなんかすごい装置がでてくるのかな。




こうして、ちょん ちょん ちょん


(⊙ꇴ⊙)


なるほど、とても手間と根気のいる作業なのね。

きちんと手入れの行き届いた広い農園でした。



苗を育てたり、植え付けされてるものも見られました。
苗はシェードツリーとなるバナナの木と一緒に植えられていました。




農園のそばには住居があります。
今日は休みだからと、昨夜飲みすぎて寝てる人も ^^




その一角にあった倉庫。
とーーーーーーってもきれいに環境整備されてあり、見習わなくてはと思いました。




農園で記念撮影。
カカオの生産者さん、現地のNGO、日本の商社、日本のNPO、そして私たち作り手が大集合!





出発して3日目、ガーナ2日目の朝は朝の4時半集合 ^^;
首都クマシから、ガーナ第2の都市アクラへ移動します。今回は国内線で40分のフライト。飛行機に乗られるガーナの方は、身なりもきちんとした方ばかり。皆さんが挨拶したり席を譲ったりしてる方は、きっと有名人 ^^




早くも着陸態勢に入りました〜。窓の外を見ると、ガーナ第2の都市アクラの街がどんどん近づいてきます〜。
広い平野に、茶色の屋根や道路。

しばらくして、着陸〜。バンに乗って移動です。



途中、ホテルによって朝食です。
私は朝はほとんど食べないのですが、せっかくなのでね。豆を煮たのとかオムレツとか普通に美味しかったです ^^

ここで現地で活動する国際協力NGO、認定NPO法人ACEの近藤さんと合流。

ACE(エース)は、「子ども、若者が自らの意志で人生や社会を築くことができる世界をつくるために、子ども、若者の権利を奪う社会課題を解決する」ことをパーパス(団体の存在意義)に掲げ活動している日本生まれのNGOです。インドのコットン生産地、ガーナのカカオ生産地で、子どもの教育や貧困家庭の自立支援を行うほか、企業との協働、消費者への啓発活動、国際社会や政府への政策提言を行っています。
詳細はACEのHPをご覧ください。

ACEのスマイルガーナプロジェクトの話を交えながら、現地の状況を聞きました。
「カカオを作り続けるために、子どもを働かせる」のではなく
「カカオを作り続けるために、子どもを学校に行かせる」に変えることが大切なんだそうです。

特に印象的だったのが、学校を作ればいいというものではなく(ガーナの就学率は93%なんだろう)、学校に行っても先生が(雨だから、遠いから、気が向かないから)いないので、家に帰ったり、子どもの労働に頼らざるを得ない状況を、周りが見てみないふりをしていることなど、様々な問題が複雑に絡み合っているのだと知りました。


これから車で約3時間半かけて、ACEが支援されている村に向かいます。
しばし、車窓の風景をお楽しみください ^^


通勤でバス待ちでしょうか





建築中にお金がなくなったから工事が途中でストップ!




くつした屋さん ^^





下着やさん ^^


商売始めようと思ったら、おそらく最初は単品で頭にのっけて売るスタイル。機動性ばっちり。
それから、路肩でビーチパラソル立てて商品を並べるスタイル。いかに商品を見やすく陳列するかがポイントです。
その後、建物のお店にステップアップしているようです。


学校が見えました


公立の制服は茶色ベースです




住宅地のカラフルな壁


美容院さん


アフリカ大陸、初上陸です!
さすがに、アフリカ行ったことある人は身内や友達にはいないので、しっかりとこの目でどんな国か見て見たいというワクワク感が、移動疲れより勝っています。

空港からは、バン1台で移動。



車窓から、いきなり、わぉ〜〜〜〜!
テレビで見たことある、あの風景。頭に荷物をのっけて運んでらっしゃいます!


首都アクラは都会〜。大きなビルや建物がいっぱい。そして車もいっぱい。

で、信号で車が止まると。。。




信号で車が止まると、すすっとそばを歩かれてさりげなくアピール。決してしつこい売込みはなし。皆さんほぼ単品販売 ^^
これが、ガーナスタイル。
左は茶封筒屋さん。右はバナナチップ屋さん。




17世紀から奴隷貿易の拠点・植民地時代が長く続き、1957年に当時のイギリス領ゴールド・コーストから独立したガーナ。

ここがガーナの独立を祝うために造られた「独立広場」で、ガーナ国旗のデザインから「ブラックスター広場」とも呼ばれています。

広場の後ろにはギニア湾が広がっています。




車窓から見える景色も、都会と郊外とでだいぶちがいますね。




ショッピングセンターに行くと、ガーナで初めての日本語発見!?
あれ?これってユニクロのロゴっぽい〜 ^^; そして商品は無印っぽい〜。一見洗練されてる感じ。

さりげなくパッケージにも日本語が書いてあって、あたかも日本製品みたいな。。。
はい、もちろん中国でございます。さすがです。



食品売り場です。なんだ、このミロの山は!
現地の方いわく、ガーナでは、カカオはミロのもとと思ってる人もいるって。街にもネスレの大きなビルが目立ってました。



海外の食料品売り場で、必ずと言っていいくらい目にするキッコーマンのソイソース。

ガーナでも安定の品揃え。

やっぱりうれしいもんですね ^^

しかも他の海外メーカーの3倍くらいの価格でした。




お客さんはまばら。値段は日本とそんなかわらない感じでした。
市場や、道でみかけた頭に荷物をのっけた商売人さんから普段は買ってるんでしょうね。




ガーナのホテルは、空港近くのBest Western Premier Accra Airport Hotel 。とっても広くて清潔で虫もいない(これ大切)、水圧も大丈夫。シャワーヘッドが浴槽の横についてる!^^



これが、ガーナの通貨セディです。

1セディは18円くらい。

アメリカドルを持っていって、ホテルで両替。
基本、クレジットカードは使えないと思っておいたほうがいいのだそうです。


カカオの産地訪問記

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