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カカオの産地訪問記

当店の人気商品『カカオボール』




今年のバレンタインは、福岡の大丸百貨店に出店しました。
その会場で完売となった当店の人気商品が「カカオボール」です。

カカオ70%のチョコレートで、生のカカオニブをまるごと包んだ一粒。
濃厚なのに甘すぎず、「食べるお酒みたい」と言われるほど芳醇な香りとほどよい甘さが特長です。噛むほどに味わいが深まります。

使っているのは、ウガンダの Farm of Africa から届いたカカオ。
中でも生のカカオニブは、焙煎していない非加熱のカカオ豆で、栄養価が高く、柔らかくて食べやすいのが魅力です。

外皮には菌がついているため、Farm of Africa のスタッフが一粒ずつナイフで丁寧に皮をむいています。
この希少なニブを、何度も手作業でチョコレートで包み、カカオボールが完成します。

光沢剤やココアパウダーは不使用。手作りのため形は少し不揃いですが、それも味わいのひとつです。

お客様からは──
「苦くない」「甘さ控えめで好み」「大人の味」「お酒のおつまみに最高」などの声をいただき、リピートで再来店される方も多数。
その結果、完売となりました。


ここで生カカオ豆が生まれています


2階に加工を行う部屋がありました。
この部屋で、黙々と皮むきをされています。

ボランティアではなくビジネスですから、付加価値をつければ高値で取引が可能になります。
スタッフさんも、いいものを作ってお金をもらう、その仕組みが評価制度です。

スピードとクオリティ。
全て計測して、頑張った人、成果を出した人がきちんと評価され、お給料がもらえるようになっています。
まだまだ日本での「当たり前」が通じない国ですから、まずはここからなのでしょう。




そして、Farm of Africaさんは、とにかく「選別命!」とおっしゃっていました。

皮を剥きながらも、虫食いやぺっちゃんこ、ナイフの跡がないか、異物がないかをしっかり見ます。そして万が一良くない豆は欠陥豆になります。

この欠陥豆は、バルク品として安く販売されているそうです。無駄がありません。
そしてむいた皮も、農園での肥料にされるそうです。



最後にUV殺菌を行います。紫外線には、細菌やウイルスを殺す効果があることはよく知られています。
皮をむいたカカオ豆にUV殺菌灯(紫外線ランプ)を当てることで、細菌やカビ、ウイルスなどを死滅させることができます。
加熱しないので、これはとても安心です。


殺菌された生カカオ豆は、再度選別されます。
合計で3回も選別されるのです。
そして袋に規定の重量入れられます。


最後に真空にし、シーラーで熱圧着して完成。
まさに当店に納品される形になりました ^^


携帯とかバッグはさわらないでね


手を洗ってね


作業所での規則


部屋の壁には、注意書きが掲示してあります。アルコール消毒も徹底されてるそうです。
高品質を保つためにも、安全教育は大切です。私たちも変わりません。


今回、ウガンダに来た目的の1つが、農園のスタッフさん、そして加工所のスタッフさんに、直接お礼を申し上げることでした。

いつもありがとうございます。
私たちがチョコレートを作ることができるのは、みなさんが愛情を持って加工してくださるからです。感謝しています。


皆さん、若〜い ^^


カカオの産地訪問記

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