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カカオの産地訪問記

トウモロコシの粉を練って焼いたトルティージャ。
レストランでは必ずでてきます。


お皿には骨がどーん ^^; 骨髄のグリル


ユネスコ無形文化遺産に認定されたメキシコ伝統料理


そう、メキシコは美食の国なのです ^^
古代からカカオを珍重していたメキシコですが、庶民も食するようになったらカカオやチョコレートを料理にも使うようになりました。それがメキシコの名物料理、「モレソース」です。

ちなみに「Mole:モレ」はソースのことで「モーレ」とも言われたりします。

モレにもいろんな種類がありまして、材料の違いから赤いのやら緑や黄色や黒いのやら、よりどりみどりちゃん。
そして家庭によって材料や作り方も異なる、家庭の味があるそうです。

今回のメキシコ滞在中では、毎日モレソースのお料理をいただいてました。

2日目に訪問した、タパチュラのCHOCO ELENAのおかみさんに、作り方を教えていただきました。


モレソースの材料とレシピ

黒くて平べったいのがとうがらし、4種類。これでモレの色が決まるのです。あらかじめ炙っておきます。

シナモン、アーモンド、レーズン、にんにく、タイム、ピーナッツ、ローレル、クミン、クローブ、塩、こしょう、パン、かぼちゃの種、玉ねぎ。パンはとろみを出すため。すべて火を通しておきます。
写真に写ってないですが、バナナ(料理用のプランテイン)1本はスライスして油で揚げておきます。

そして真ん中ちょい上にある丸くて平べったいのがチョコレート。


とうがらしは、アンチョ、ムラート、グアヒージョ、パッシージャ(私の聞き取りが正しければ ^^;)という種類。市場で買えます。
どのとうがらしを使うのかで、個性がでるんですね。



小鍋に入れて、炒め煮。
いろんなスパイスやナッツが入ってるので、香りが立って、ここまではスパイスカレー、みたいな??



さて、メタテ(石の台)とマノ(石の棒)の登場です!
そう、古代より使われている調理道具です。カカオやスパイスをすりつぶすものです。側面がカラフルでメキシカ〜ン ^^




手首のスナップを効かせながら、マノですりつぶしていきます。




別のお鍋では、鶏肉がコトコト煮込まれていました。チキンスープごと今すりつぶしてドロドロになった材料とを合わせて、ここでチョコレート投入〜。さらに30分煮込みます。

見た目はまるでカレーのようですね。



チキンのモレソース煮込み、そのお味は ^^


はい、サフランライスにかけて、出来上がり〜。いや、ほんと見た目カレーだし。

どれどれ。あら、まぁ、おいしいっ ^^
スパイスやとうがらしのせいか、とても複雑な風味がします。あんなにでっかいとうがらしが入っていたけど、そんな辛くはないんです。甘みととろみの中に、いろんなスパイスが顔を覗かせて、酸味もあってフルーティ。そしてチキンにあう〜。

正直、メキシコ滞在中は毎日食べていたモレソースですが、こちらのが一番美味しかったです ^^

スーパーでは、モレソースのレトルトや瓶詰め、そしてペーストの量り売りもあります。やっぱり日本でいうところのカレーな感覚 ^^




ちなみにメキシコシティのおされレストランでは、しゃれとんしゃ〜なモレソース。
ズッキーニの花がどうよ。別添えでライスがありました。



市場では、あちらこちらにとうがらしの山!いろんな種類がどっさりありました。

チョコレートを使うソースが一般的な家庭料理になるくらい、メキシコではチョコレートが日常的な存在なのだと、改めて知ることができました。
ぜひ、とうがらしを手に入れて、モレソース作ってみよーっと ^^




そういえば、メキシコシティのレストランではバッタさんがいらっしゃいました ^^;

昆虫食がメジャーというわけではないようで、やっぱり珍味になるんでしょうね。今回はコース料理で、アボカドをたっぷり使ったサルサソースのワカモレにどっさりトッピングしてありました。トルティージャやタコスと一緒に召し上がれ〜なのです。

メキシコではバッタは辛めの味付けをして、油で揚げたものが食べられるのだそうです。なので、クリーミーなアボカドにぴったり!?でした。

現場からは以上ですっ!^^


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